未来設計パパです。今でこそ「未来設計」などと言っていますが、私の資産形成の原点は、25歳で貯金が実質0円になったという、お粗末な現実から始まりました。
大学卒業時、教員採用試験に敗れ、予備校講師や非常勤教諭として実家暮らしのまま25歳を迎えるまで、お金の管理はできていませんでした。しかし、教職員の厳しい実情と、大学が建築学科だったこともあり、**「このままでは自分の未来は設計できない」**と感じ、郊外の建設系会社へ転職を決意。
この転職を機に、初めて本格的な一人暮らしを始め、そこで初めて**「お金をどう使うか、どう貯めるか」**を真剣に考え始めました。
あの時、もし私がFIREの概念を知っていたら、生後0ヶ月の娘とのワンオペ育児が始まる前に資産のバッファを用意できていたはずです。
この記事では、独り身の会社員だった私が、どうやって絶望的な貯金残高から「貯まる体質」を築き、家族の未来を守るための資産形成の最初の一歩を踏み出したのかを、データと実体験を交えてすべて公開します。
1. 25歳、貯金残高が実質0円になった日
1-1. 独り身の貯金「40万円」のリアルな使い道
私が22歳で社会人になってから約3年間でコツコツ貯めたお金は、約40万円でした。この40万円は、私にとっては人生最初の大きな貯金。しかし、FIREの概念も知らず、将来のことも考えていなかったため、すべてが一瞬で消え去りました。
その使い道は、**「東京での一人暮らしから郊外への引っ越し費用」と「家具・家電の買い替え費用」**です。
- 引っ越し業者への支払い
- 新しいアパートの敷金・礼金
- 古くなった冷蔵庫と洗濯機の買い替え
- 新生活に必要な細々とした費用
すべてを払い終えた後、銀行口座に残ったのは、次の給料日までの生活費として確保した数万円だけ。資産形成のスタートラインに立った時、私は**「貯金は再び0円」**という厳しい現実を突きつけられました。
この経験から、独り身のうちは**「貯金は生活のバッファ(緩衝材)」でしかなく、「資産」にはならない**と痛感しました。
1-2. 世の中の独り身はどうなの?世代別貯金の中央値
25歳で貯金0円という現実は、世間的に見てどうだったのでしょうか?
当時の私は「自分だけが遅れているのでは」と焦りを感じていましたが、金融広報中央委員会の**「家計の金融行動に関する世論調査」**を見ると、独り身の貯金事情は意外な現実を映し出しています。
年代 | 貯金の中央値(単身世帯) |
20代 | 80万円 |
30代 | 200万円 |
(※中央値は世帯構成やデータ年によって異なりますが、ここでは一般的な金融調査データに基づいた目安として提示します。)
このデータを見て、「自分は平均より遥かに下だ」とショックを受けるかもしれません。しかし、中央値に届いていなくても、そこから巻き返すことは十分に可能です。
貯金0円という現実を直視し、「このままではマズい」と本気で焦ったことが、節約方法を調べ始め、資産形成を始める最高のエネルギーになりました。
貯金0円から始めた私が、まず最初に取り組んだ**「無理しない資産形成」の最初の一歩**とは何だったのでしょうか。それは次回スマホは格安SIM一択!大手キャリアから乗り換えるまでの全手順とデメリット の記事に記載します!
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