- 1. はじめに:なぜ4500万ローン後も資産は増えたのか?(導入)
- 2. 柱その①:最高の投資は「固定費の徹底削減」だった(守りの戦略)
- 住宅の固定費比較(賃貸 vs. 戸建て)
- 2-2. 保険・車・通信費の徹底最適化:聖域なき「守りの戦略」
- 2-3. 税金・控除のフル活用:知らなきゃ損する「確実なリターン」
1. はじめに:なぜ4500万ローン後も資産は増えたのか?(導入)
未来設計パパです。
前回の記事にて、28歳で入籍直後に注文住宅を4,500万円のローンにて購入したお話をしました。【4500万円ローン】FIREを目指すための現実的な「住宅予算戦略」:25歳資産0円からの大決断と4つのステップ人生最大の負債を背負ったにもかかわらず、そこから5年間で総資産1,000万円を達成できたのはなぜでしょうか?
今日、その具体的な方法と仕組みを全てお話しします。
資産形成の大きな柱は、誰もが知る「節約」と「投資」の2つです。しかし、我が家ではこの2つを**「守りの仕組み」と「攻めの仕組み」**として再構築しました。
- 節約(固定費削減):将来の支出を削る守りの仕組み
- 投資(NISA&レバレッジETF):資産を増やす攻めの仕組み
この記事を読めば、家計を圧迫するはずの戸建て購入を、いかに資産形成を加速させる「土台」に変えたか、その戦略の全てがわかります。
2. 柱その①:最高の投資は「固定費の徹底削減」だった(守りの戦略)
2-1. 家選びこそ最大の節約術:4500万ローンは本当に「負債」か?
私が高性能住宅(建物本体3,000万円)を選んだのは、この「負債」を**「将来の固定費を削減する最強の資産」**に変えるためでした。家計の数字を、賃貸時代と比較してみましょう。
住宅の固定費比較(賃貸 vs. 戸建て)
| 項目 | 注文住宅(戸建て)購入後 | 賃貸時代(購入前) | 差額(月間) |
|---|---|---|---|
| 毎月の住宅ローン | 11.6万円 | – | +11.6万円 |
| 家賃 | – | 8.0万円 | -8.0万円 |
| 水道光熱費 | 1.0万円(オール電化) | 1.5万円(ガス併用) | -0.5万円 |
| 固定資産税(月換算) | 1.0万円 | – | +1.0万円 |
| 売電収入(太陽光) | ▲2.0万円 | – | -2.0万円 |
| 合計(純支出) | 11.6万円 | 9.5万円 | +2.1万円 |
純粋な支出だけでは月2.1万円の増加ですが、ここで大きな「節約効果」が登場します。
節税効果を加味した「実質負担額」
年末の住宅ローン控除による節税額は、年間で約40万円に及びます(初年度)。
- 年間負担額(純支出):139.2万円(11.6万円 × 12ヶ月)
- 年間実質負担額(控除後):139.2万円 − 40万円 = 99.2万円
- 実質月額負担額:約8.27万円
賃貸時代の毎月の固定費9.5万円と比較し、実質的な年間支出は賃貸時代とほぼ同等、むしろ若干低いという驚きの結果になりました。高性能住宅を選び、光熱費削減(売電収入含む)と節税メリット(住宅ローン控除)を組み合わせることで、生活コストを上げないまま最高の住環境(職場も徒歩圏内)を手に入れることができたのです。
2-2. 保険・車・通信費の徹底最適化:聖域なき「守りの戦略」
家という最大の固定費をコントロールしたら、次はその他の固定費を徹底的に削ります。私が重視したのは、**「節約額が大きく、一度見直せば永続的に効果が続く」**項目です。
(1) 保険戦略:「節税枠」のために不要な保険は切る
FIRE戦略において、保険は**「公的保険で賄えないリスクを補填するための掛け捨てツール」**と定義します。医療保険や貯蓄型の個人年金保険など、節税枠(生命保険料控除)のためだけに加入するのは厳禁です。
- 実践: 公的保険(高額療養費制度や遺族年金)をベースに考え、不足する死亡保障のみを掛け捨ての定期保険でカバーしています。その他の貯蓄型保険は解約し、その分をNISAに回しています。「いらない保険」を読んだ結果:【420万円のムダ排除】結婚前に見直し・解約した保険と本当に必要な保障
(2) 車戦略:3年周期買い替えと「最低下取り価格保証交渉」
車は家計の固定費を静かに蝕む代表格ですが、我が家は以下の戦略で実質コストを最小化しています。
- 戦略: 常に人気車種(ノア/シエンタ)を選び、車の価値が大きく下落する前に売却するため、3年周期で乗り換えます。
- 交渉術: 車の注文時に、ディーラーに対して**「3年後の最低下取り価格保証」**を契約書に記載してもらう交渉を行います。これにより、市場価格暴落のリスクを回避し、車の実質的な減価償却費を抑えています。
【新車3年間タダ?】シエンタを最安で手に入れた総額317万円の最強交渉術:FIRE加速の「3年周期買い替え」戦略
(3) 通信費:最安の格安SIMはマストで用意する!
- 実践: 携帯キャリアをすべて格安SIMに移行し、家族全員で年間約15万円のコストを削減しました。これは、削減した額がそのまま投資に回る「高利回り」な節約です。
スマホは格安SIM一択!大手キャリアから乗り換えるまでの全手順とデメリット
2-3. 税金・控除のフル活用:知らなきゃ損する「確実なリターン」
節約の次は、税金という形で流出している資金を取り戻します。税金対策は**「確実なリターン」**であり、FIRE達成には必須のステップです。
- 住宅ローン控除: 前述の通り、年間約40万円の還付(節税)を受けています。
- 地震保険料控除: 必須の保険料に対しても、最大5万円の控除を漏れなく適用します。
【プロが解説】住宅ローン控除を最大化する裏技!共働き世帯の借入額シミュレーションと節税必勝法
3. 柱その②:再現性の高い「ハイブリッド投資戦略」(攻めの戦略)
「守りの仕組み」で得た余剰資金を、リスク許容度に応じて**「守りの土台」と「攻めのアッパー層」**に分け、効率よく増やす戦略を解説します。
3-1. 守りの土台:NISA(積立投資)の徹底
毎月の積立投資は、どんなことがあっても継続する「資産形成の土台」です。
- 毎月の積立: NISA口座で、毎月10万円をS&P500連動の投資信託に積み立てることを欠かしません。
- 現状の課題: 娘の誕生による妻の産休・育休で収入が減り、毎月10万円の積立が限界で、生活防衛資金の400万円はほぼ動かせない状態です。
- (ポイント) どんな状況でも「自動・継続」を徹底することで、複利効果と平均取得単価の安定化を狙います。
【投資初心者向け】NISA・iDeCoで始める「失敗しない資産形成」の基礎ステップ
3-2. 攻めのアッパー層:レバレッジETF(SOXL/TQQQ)の独自ルール運用
NISA積立だけで賄えない**「48歳FIRE」への資産目標6,900万円を加速させるため、高リスク・ハイリターンのレバレッジ型ETF**を組み入れています。
この投資が、戸建て購入後の資産形成を一気に牽引しました。
攻めのアッパー層:レバレッジETF 運用実績(評価益/実現益)
| 期間 | 運用実績 |
|---|---|
| 2023年 | +40万円 |
| 2024年 | +60万円 |
| 2025年(10月現在) | +60万円 |
| 直近3年間で合計 | +160万円 |
この利益を現金化し、NISA口座へ再投資するというサイクルを回しています。これにより、現金を崩すことなく、NISAの積立額を実質的に増やし続ける**「守りながら攻める」**戦略を実現しています。
【攻めの投資】SOXL/TQQQスポット購入戦略の全ルール公開(レバレッジETF)
4. 総資産1,000万円達成の内訳と、48歳FIREへのロードマップ
4-1. 総資産1,000万円を「突破」した現在の内訳(33歳時点)
家計の守りと攻めが機能した結果、現在の資産内訳は以下の通り、総資産1,150万円を突破しました。
総資産1,000万円を「突破」した現在の内訳(33歳時点)
| 項目 | 金額 | 役割 |
|---|---|---|
| 現金(生活防衛資金) | 400万円 | 突発的な支出や生活費の備え(下限を維持) |
| NISA(投資信託) | 750万円 | 資産形成の土台(複利運用による長期安定成長) |
| レバレッジETF(含み益) | (別途) | FIRE加速のための攻め。利益はNISAに再投資 |
| 総資産(概算) | 1,150万円を突破 | 目標達成に向けた確実な一歩 |
4-2. 48歳FIREまでの残りの道のり
目標とするFIRE達成時期は48歳。この時までに必要な資産額は約6,900万円です。
- 目標資産額の根拠:
- リタイア後の生活費を賄うための資産:約3,900万円
- リタイア時点の住宅ローン残高の清算:約3,000万円
- 合計:約6,900万円
現在のNISA積立(月10万円)と目標達成までの期間を考えると、単純な積立だけでは目標に届きません。
- 不足分の補填:
- 毎月のNISA積立10万円に加え、約6万円の追加積立が必要です。
- この不足分を、レバレッジETFの利益や、**ブログ運営による副収入(月5万円目標)**で補う計画を立てています。
現金を崩すことなく、レバレッジETFの利益をNISAに回す戦略は、まさにFIREへのロードマップを加速させるための肝なのです。
5. まとめ:家を買っても資産は増やせる!大切なのは「仕組み」づくり
戸建て購入という大きなライフイベントを経ても、資産形成を加速させることは可能です。大切なのは、「家」を負債ではなく、「固定費を減らす最強の仕組み」として機能させることです。
最高の投資は、固定費削減です。
光熱費や保険、通信費などの固定費を見直し、捻出した資金を**「ルールに基づいた投資」**に回す。この2本柱の仕組みを構築できたことが、33歳で総資産1,000万円を達成できた最大の理由です。
まずは「保険の見直し」や「格安SIM」など、今日からできる固定費削減から着手し、「守りの仕組み」を固めましょう。
次記事予告: 【実録】我が家の住宅ローン控除で「戻ってきた金額」と1年目の確定申告レポートについて解説する予定です。


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