未来設計パパです。前回の記事では、妻の緊急入院により自己負担総額100万円を支払うことになり、生活防衛資金の重要性を痛感したお話をしました。(【記事のリンク】:生活防衛資金の記事へリンク)
「なぜ公的補助があるのに100万円もかかるのか?」「どうやってこの危機を乗り越えたのか?」
この疑問に答えるのが本記事です。私たち家族を助けたのは、①高額療養費制度、②限度額適用認定証、そして③医療費控除という3つの公的制度でした。
今回の記事を見れば、自己負担額を大きく減らすための具体的な申請方法と、一時的な立て替えに備える生活防衛資金の重要性を理解できます。ぜひ、あなたの「未来設計」のための必須知識として活用してください。
1. 家族の危機!出産+緊急入院で発生した「自己負担100万円」の内訳
妻の緊急入院による自己負担額は、単純な病気の治療費だけではありませんでした。出産直後のトラブルと、その後の精神科入院という**「二重の危機」**が重なり、公的補助金や保険が適用されない費用が積み重なった結果です。
1-1. 予測不能な高額出費:帝王切開と産後のトラブル費用
「出産費用は出産育児一時金(約50万円)で賄える」というのが一般的ですが、私たちの場合は想定外の出費が発生しました。
- 帝王切開・入院費用(実費): 総費用70万円(出産育児一時金50万円 + 実費20万円)。帝王切開は保険適用ですが、個室代や食事代などの保険適用外費用が加算されました。
- 産後のトラブル処置: 総費用5万円(すべて実費)。麻酔の影響による髄液漏疑いの処置や、激しい不眠・頭痛に対する処置に加え、総合病院への緊急搬送及び産院への新生児のみの一時預かりにかかる費用です。
1-2. 精神科への緊急入院費用と生活防衛資金の必要性
最も資金繰りを逼迫させたのが、妻の1ヶ月半の精神科への緊急入院です。
- 高額な入院費用の「立て替え」: 総費用75万円(保険適用後)。精神科の治療も高額療養費制度の対象ですが、窓口で一旦高額な費用を支払う必要があります。
- 保険適用外の費用: 治療の一環として、病室での使用が許可された日用品や、治療に必要な備品の購入費用など、細かい費用が積み重なりました。
私たちの自己負担総額100万円は、これらの**「保険が効かない費用」と、「公的制度を利用しても最終的に自己負担となる費用」の合計です。この100万円の「一時的な立て替え」のために、生活防衛資金が生命線となりました。【【実録】妻の緊急入院で痛感!生活防衛資金を150万円~400万円に設定した理由】
2. 最重要制度①:高額療養費制度で自己負担を抑える
高額療養費制度とは、**ひと月(1日〜末日)にかかった医療費の自己負担額が、年齢や所得に応じた「自己負担限度額」**を超えた場合、その超えた分が払い戻される制度です。
2-1. 申請の流れと注意点:払い戻しには約3ヶ月かかる
- 医療費の支払い: まず病院や薬局の窓口で、通常通り3割の自己負担額を支払います。
- 申請書の提出: 診療から数ヶ月後、加入している健康保険から通知が届くか、ご自身で申請書を入手し提出します。
- 払い戻し: 申請から約3ヶ月後に、超えた分の金額が指定口座に振り込まれます。
【未来設計パパからの注意喚起】
この**「申請から払い戻しまでに約3ヶ月かかる」**というタイムラグが、生活防衛資金が必須である最大の理由です。もし1ヶ月で80万円の自己負担額が発生した場合、この80万円を立て替える現金が必要です。 我が家の場合、実際に払い戻しまで6ヶ月かかりました。 現金がなければ、制度があっても利用できません。
3. 最重要制度②:限度額適用認定証で「立て替え」を不要にする
「一時的に高額を立て替えるなんて無理!」という方のためにあるのが、限度額適用認定証です。
【未来設計パパからの叫び】
我が家はこれを早く知りたかった! 精神科緊急入院の際にソーシャルワーカーさんから説明を受けたのですが、結局間に合わず、一時的に先ほどの総額100万円を支払うことになりました。 この「限度額適用認定証」の有無が、一時的な金銭的ストレスを大きく左右します。
3-1. 認定証の仕組みと「早く知ってほしかった」理由
これは、事前に健康保険に申請することで交付される証明書です。これを病院の窓口に提出することで、支払いが最初から「自己負担限度額」までで済むようになります。
| 制度 | メリット | デメリット/注意点 |
|---|---|---|
| 高額療養費制度(通常) | 申請すれば、後から払い戻しがある。 | 一時的な立て替え(高額支払い)が必要。払い戻しに時間がかかる。 |
| 限度額適用認定証 | 窓口での支払いが自己負担限度額までとなり、立て替えが不要。 | 事前の申請が必要。差額ベッド代など、保険適用外の費用は対象外。 |
3-2. 申請方法:入院前に必ず行うべき手続き
この認定証は、**医療を受ける前(できれば入院が決まった時点)**に申請するのが鉄則です。
- 申請場所の確認: 加入している健康保険の窓口(会社の健康保険組合、お住まいの市区町村の国民健康保険窓口など)に問い合わせます。
- 書類の提出: 健康保険証、本人確認書類、所得が確認できる書類などを用意して申請します。
- 病院への提出: 交付された認定証を、入院時や診察前に病院の窓口へ提出します。
4. 最終的な負担を減らす制度:医療費控除の活用
1年間で支払った医療費の総額が一定額(原則10万円、または総所得金額の5%の少ない方)を超える場合、確定申告をすることで税金が還付される制度が医療費控除です。
4-1. 医療費控除の対象となる費用
家族全員が1月1日〜12月31日までに支払った以下の費用が合算できます。
- 対象となるもの: 病院での診察費、治療費、薬代、出産費用の一部(定期健診など)、通院のための交通費など。
- 対象外となるもの: 美容整形、健康増進のためのサプリメント、**差額ベッド代(※)**など。
4-2. 申請の流れと注意点:翌年の確定申告が必須
- 領収書の保管: 病院、薬局、通院に使った交通費(メモでも可)の領収書を1年分すべて保管します。
- 確定申告: 翌年の2月16日〜3月15日の間に、税務署に確定申告を行います。
- 還付: 納めすぎた税金が戻ってきます。(【税金・資産形成】)
5. 結びに:知識と現金の備えが「家族防衛」の必須スキル
私たち家族は、この3つの制度を最大限に活用することで、自己負担額100万円にも上った医療費から、高額療養費制度と医療費控除により、最終的に約50万円が返ってきました。
医療費が2ヶ月に分かれてしまったこと、入院等の保険対象費も多くあったことがあり、思ったより返ってくるのが少ないと当時は少しへこみましたが、今は無事なので何よりです!
公的制度の知識(何を申請すればいいか)と、生活防衛資金という現金(一時的に立て替えられる力)の、両輪があって初めて、家族の危機を乗り越えることができます。
ワンオペ育児の最中にお金の心配もあったり、新生児のお世話方法等、調べることに追われていた当時の自分にあらかじめ伝えたかったことを今回まとめました。ぜひ一人でも多くの方の力になれればと思っています!
お金は単なる数字ではなく、愛する家族の命と未来設計を守るための「生命線」です!!
まずは、あなたの生活費に基づいた「生活防衛資金」の確保から、未来設計を始めましょう。
【次回記事の紹介】 お金の危機を乗り越えるには、まず「貯める力」を身につけることが不可欠です。次回は、私が25歳貯金ゼロから年間100万円以上貯金できるようになった秘訣を公開します。**独身時代より年間100万円貯金が増えた!同棲・結婚で「お金が貯まる」仕組み**をぜひご覧ください。


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